大池神社の御神木 |
青森県 十和田市 藤坂
大池の地に水神様を祭ったと言われており、文久2年、大池大明神の御神体を京都から下された大池神社の御神木がこのイチョウである(青森県の巨樹巨木マップより)
毎朝訪れているという集落の古老に出会いました。彼の話によると、子供の頃は社殿の周辺一帯は巨木に囲まれて鬱蒼としていたとのこと。学校の帰りが遅くなったときは、暗くて怖いぐらいだったそうです。
樹齢 約300年 樹高 約30m 幹周 720cm
雷や台風で幹が何度か折れ、隣の民家が大きな被害を受けたのを機に、ほとんどが伐採されてしまったとのこと。
神社のお祭りには相撲大会も開かれ、遠方からも大勢が訪れて賑わったそうです。今は、もうその土俵の跡もありません。
ローアングルでファインダーをのぞいていると、幹の左上に何か飛んでくるのが見えました。
見上げると、2羽の白鷺でした。樹上で羽を休めにきたようです。突然のことで、なんとも不思議な気分になりました。この周辺には水田が広がっています。巨木に囲まれていた時代、相当数の白鷺が樹上で羽を休めていたのではないでしょうか