アイヌたちの里 |
青森県 十和田市 白上(しらうえ)
十和田市白上の名水・・子供のころ花見に連れて行ってもらったのを覚えています。
昔は花見の名所でした。あの時見た桜の木は今も残っているのでしょうか。
「白上の名水」の解説板を何気なく読んでいると驚くことが書かれていました。
この名水は、飲料、灌漑のほか、酒造りとしても利用された。明治34年、相坂川の鮭鱒の遡上が減り、量を取り戻すために人口孵化場を設立した。
驚いたのはこの次の文です。
この地から縄文土器や石器が出土、昔はエゾ館の竪穴住居があり(1573〜1592)、湧水地付近に先住民が住んでいたと思われる。
また白上とはアイヌ語の「しらうい」〜大きな石のあるところ、「しらおい」は、魚のたくさんいるところという意味といわれる。
仕事で下北に通っている時、アイヌ語の地名が多いのが気になり、アイヌについて調べたことがあります。下北に明治のころまでアイヌ民族が住んでいたことを知って驚きました。遺跡にも行ってみました。しかしまさか自分が住んでいる地域にも、このような遺跡があったとは・・しかも白上の語源がアイヌ語・・普段はほとんど訪れることのない白上が、なぜか突然身近に感じられてきました。