2012年 11月 07日
青森県十和田市 |
山の開墾
開墾して耕地を開く作業は昭和20年代まで全国で行われていた。まず、鋸(のこ)、鉈(なた)、チョウナなどで山の木を倒し、開墾鍬(くわ)で土を三尺ほど掘り起こして木の株や灌木を取り除き、石をとり、草を抜く。この作業は山の場合だと、男一人が一日かけて四坪ほどの広さを整地するのがやっとだった。木の幹は三尺くらいの長さに切りそろえて薪にし、残りは火をかけて焼く。一度では焼き切れず、何度も焼いた。
農閑期に山を少しずつ切り開き、一反(300坪)の山の畑を作るのに2年かかったこともあると言われています。里山の景観はこような作業を積み上げて築かれたものです。
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by sanvongi
| 2012-11-07 04:34
| 里山